March 13 Tuesday 2018

海外での生活で得たもの

アメリカにいる頃から、”海外で挑戦したいと考えているのだけれど。。。”という相談をよく受けるようになりました。サッカーに限らず、海外での留学経験を持つ学生時代の友人も多数おり、海外での挑戦への心の中のハードルが徐々に低くなってきているのでしょう。私もアメリカ、ドイツと海外での挑戦を続ける一人であり、私にとっての海外生活はとてもポジティブな印象で、大変ながらも充実した時間の中で様々なことが変わっていきました。

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まずは性格です。昔の投稿でも書いたことがあるかと思いますが、英語と日本語の両方を話している両方の私を知っている友人からは、”せりなは日本語と英語を話している時では性格がかなり変わるよね”と言われます。これに関しては私にも自覚があり、簡単に説明すれば日本語を話しているときは日本人っぽい性格で、英語のときはアメリカ人よりな言動をとるようになります。ですが、日本語を話しているときの私もアメリカでの生活の影響で日本にいた頃の私とはだいぶ変わってきていると思います。日本にいた頃はもうちょっと肩の力を抜けばいいのにと思うような性格だった私も最近では徐々に息のつき方を覚えてきたりと、影響されすぎている部分がでてしまうのは玉に瑕ですが、個人的にはよい方向で影響を受けていると思っています。

また海外での生活は私の人生そのものを大きく変えたと思います。日本では不言実行がかっこいいとされる風潮があり私も元々はひっそりと現役生活を送りたいと考えていました。ですが、海外に出ることで日本という国を客観的に捉え、日本のよいところを再認識する一方で世界から大きく遅れている部分も知り、果たして自分がそれに関して口をだせるような立場なのかを憂い続けるよりも、自分にできると感じたことを行動に移す。このブログだったり、最近始めたYouTubeへの動画投稿もアメリカで学んできたものあってこその決断です。また、アメリカでの柔軟なAcedmic Programのおかげでセカンドキャリアに関してもただ漠然と指導者を目指していたものからより明確に考えるようにもなりましたし、英語を話せるようになったことでその可能性も大幅に増えたと思います。

このように海外(私にとってはアメリカ)での生活は多くのものをもたらしてくれましたが、これらは必ずしも海外生活をすれば誰でも手に入れることができるというわけではないと思います。実際留学してみたけど結局旅行みたいな中途半端に終わってしまったり、そもそもなにも掴めずに終わってしまったことに気付けていない人さえいるくらいです。私は個人的な経験から海外で挑戦したいという人の気持ちは応援したいですし、日本という島国を飛び出て世界を学ぶながら日本に関しても改めて知ってゆくことは日本サッカーのこれからの発展には必要なことだと思います。しかし、だからといって何の気無しに海外へ行って、とりあえずボールを蹴っていればよいとは思いません。ではどうすれば海外での時間を無駄にすることなく経験として自分のなかに貯めてゆけるのか?私は2つのことを大事にしており、それは”郷に入っては郷に従う”と”周りに流されない”ということです。どういうことかは次回の投稿で説明していきます。ではまた次回の投稿でお会いしましょう!

Published on Mar. 13, 2018 by Serina Kashimoto #60