September 09 Tuesday 2014

NYでの夏

こんにちは。正直怪我をしたときにはすぐにプレーできるようになるとは到底考えられる状況ではなかったのですが、トレーナーさんが献身的に治療を続けてくれたおかげで、完璧なコンディションではないものの、怪我から2日後には試合に出場することができました。前回の投稿から間が空いてしまい、その間ご心配をおかけした方もいるみたいですみませんでした。アウェーの洗礼を受け続けてなかなか結果につなげることはできていませんが、怪我ももうほぼ完治して、元気に走り回ってます。笑

学校が始まってからは勉強とサッカーとの両立に目が回りそうになるくらいの忙しさで、はやくもサッカーだけをして生活をしていた夏休みが恋しくなってます。笑 アメリカでは夏休みの間チームとしての練習はまったくないので、それぞれいろんなチームに行ってプレーします。昨年はIndianaに残った私も、今年はNY Magicというチームでプレーすることにしました。初めての場所に初めてのチーム。行く前はいろいろ不安もありましたが、夏休みが終わって振り返ったいま、今年は夏休みはとても貴重な経験になったと思います。

監督のNinoはイタリアでプロとしてプレーしていたこともある経験の持ち主で、あのトッティやカンナバーロとも友人だというすごい人でありながら、サッカーをするのは好きじゃないからお金をもらわない限りサッカーはしないと豪語するおじいちゃんです。笑 最初は彼の持つサッカー論と私の考えが合わず、戦術の理解などいろいろと大変でしたが、最終的にはNYでの夏がMFとして上にいくためのひとつの成長要素だったと思える夏になりました。特にNinoが最終日に、”せりなはピルロのようなプレーをする。彼との違いは、彼はそういうプレーを世界のトップレベルでできるということだ。”と言ってくれたことは、最終的にはピルロ選手のほうがレベルが高いと言われてることになりますが(まあ当たり前のことなんですけど笑)逆にそれが安易に社交辞令として言ったものではなく、冷静に現実的に考えて発してくれた言葉なんだと思えるもので、素直に嬉しかったし、高校時代にMFには向いていないと言われてから失いかけていた自信を補うくらいのものでした。NYで試合がある際にはサテライトの試合を放ったらかしてでも試合を観にいくとNinoが言ってくれたので、あまり時間はないけれど、しっかり練習して、少しでも成長した姿をみせられるように頑張らないとです!

マジック
後列右から2番目がNino

Published on Sep. 09, 2014 by Serina Kashimoto #4