November 02 Wednesday 2016

始まりと終わり

ふー、どこから始めようか。

ここ1週間はいろんなことがありましたが、結末からいうと、今日トーナメント戦でジョージタウンに負けたことで、私の4年間の大学キャリアが終了しました。短かったようで、長かったような。終わってしまえばあっけないものでした。

先週金曜のレギュラーシーズン最終戦、負けても引き分けてもその場でトーナメント進出の可能性は消え、勝ったとしても可能性は他試合の結果次第という厳しい現状に私たちは立たされていました。相手はリーグ下位のチームといえど緊張感の漂う一戦となりましたが、わりと早い段階で得点できたことで試合は危なげなく3-0で終了を収めることができました。

帰りのバスの中、他試合をネットでストリーミングし、最終的にトーナメント進出が決定。とりあえずトーナメントに入ってしまえば今までの成績は関係なくなるのでチームとしてはほっと一息。が、私個人としてはそうもいきませんでした。

その日の試合後半、相手のクリアをブロックしようとスライディングで足を伸ばした結果、そのまま相手のキックの勢いに押され左膝内側じん帯を損傷。結局立ち上がることはできず、そのまま負傷退場となり、試合後から松葉杖を使うことに。受傷は金曜でトーナメント初戦は火曜。歩くこともままならないまま、痛みに耐えながらのリハビリがすぐ翌日からスタートしました。私としても自分がいないフィールドでシーズンを終わらせたくない思いから、目に涙を溜めながらリハビリを続け、トレーナーも驚く早さで回復していきました。

そしてトーナメント初戦を控えた前日のトレーニング。受傷後初めてジョギングをしましたが、痛くて普通に走れない。走れないことが伝わると試合でなんて使ってもらえないから、必死に痛みを我慢して足を動かすけど、まともなフォームになっていなかったことは自分でも明白でした。それでも痛み止めを飲んで、今日もちゃんとリハビリと治療を続ければ明日の朝にはまたすごい早さで回復しているかもしれない。その時点で可能性は1%もなかったのかもしれませんが、どうしても最後までその可能性を諦めたくなかったので必死でした。明日に向けて十分な睡眠をとらなければならないのに、最悪なケースの場合のシナリオがずっと頭の中をぐるぐるしていて、なかなか寝付けませんでした。

とうとう迎えた試合当日。リハビリのおかげで前よりスームズに膝の曲げ伸ばしができるようになっていたものの、やはりまともにジョギングすらできませんでした。今日勝てば金曜、日曜とプレーできる可能性があるからと説得され、今日の出場の可能性はその時点でゼロに。ただ、相手チームにプレーできなことがばれぬようにと、普段通りにユニフォームやスパイクを履き、できるだけ普通に歩くようにと伝えられました。本当ならプレーでチームに貢献したいとこでしたが、それが叶わぬいませめて自分にできることをと思い、痛みを必死にこらえてなるべく足をひこずらぬよう会場入り。いよいよ運命の一戦。

相手チームはレギュラーシーズンで私たちに大差で勝ったことから週末に泥酔するまでパーティーを楽しんでいたようで、コンディションは明らかに最悪。私たちが優位に試合を進めていたように見えましたが、セットプレーで際どいゴールを決められてしまいます。しかしそれでも相手に流れは渡さず攻め続け、うちのFWが裏へ抜け出してのビッグチャンス。しかし、ペナルティーエリア内で相手に後ろから両手で突き飛ばされる明らかなファールに対し審判がなんの反応を示さず浮き足立ったとこに相手のカウンターで逆に追加点を許してしまいました。疲労が溜まって、集中力がおち、結局その後2点もの追加点を許し、私の大学最後の試合は1秒もピッチに立つことなく終わってしまいました。

この大学4年間でスタメンで出場しなかった試合は大学初めての公式戦と最後となった今日の2試合のみ。始まりをサイドラインで迎え、終わりもラインの向こうで迎える。なんとも皮肉な結果となってしまいました。勝っても負けても最後はやりきってピッチを去る、そう想像していた私にとってその時目にしていた光景は現実のものとは信じきれず、泣くこともできませんでした。しかし、相手チームやレフリーとの握手を終え、落ち込んでいるチームメイトに声をかけにいこうとした私に監督が寄ってきて抱きしめられたとき、いままでのことがばっと頭に駆け巡り、本当に終わってしまったんだという実感とともに涙が溢れてきました。本当に大好きだったチームで、最後の最後の瞬間までチームの勝利のためにプレーするはずだったのに、最後の肝心なところでなにもできない。自分自身に腹がたって、この悔しさを忘れることは生涯きっとないと思います。

大学4シーズンを終え、思うことはまだまだたくさんありますが、だいぶ長くなってしまったので今日はこの辺で。大学キャリアは終わっても、私のサッカー選手としてのキャリアが終わったわけではないですし、むしろまだまだこれからです。また卒業後の予定などについても近々報告できればと思っていますが、ずっと駆け抜けてきたシーズンだったので、まずは膝を完璧に治すためにも、メンタル的にもフィジカル的にも、少しだけゆっくりしたいと思います。

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Published on Nov. 02, 2016 by Serina Kashimoto #41