May 19 Friday 2017

サッカーは楽しい

ご無沙汰してます。

ずっと更新していなかった間、わたしの周りではたくさんのことが起きました。

たぶん今までのポストで詳しくは書いていなかったのですが(もし内容が重複していたらすみません)、実は膝が曲がらない原因がなかなかわからず、一時期はサッカーはもう二度とできないのではないかとさえ思っていました。しかし、わたしのトレーナーやドクターが諦めずに頑張ってくれた結果、2月の頭くらいから急激に膝が曲がるようになってくるように。10月からまったく膝が曲がらず、参加予定だったフロリダでのプロコンバインも諦め、アメリカ国内でのトライアウトももう無理かなと考えていた矢先の出来事でした。あれよあれよと言う間にボールが蹴れるようになり、トレーナーからも練習参加の許可が出たため、1週間のトレーニングを経て、シカゴレッドスターズのトライアウトに参加することにしました。

インディアナポリスからシカゴのまでの道中、正直10月からほとんどボールを触っていなかった自分がどこまで通用するのか不安も多少もありましたが、パフォーマンス自体はベストではないものの、落ちていた部分を予測や経験で補うことができ自信を持って全日程を終了。最終メンバーにも残りましたが、そこで問題が。外人枠の関係で今シーズンの契約は不可能だと監督から告げられます。メンバーに残った時点で当然向こうも外国人選手としてトライアウトしていることを知ったうえで選ばれたと考えていたので、少し残念でしたが、まあ外人枠の厳しさは一応心得ていたのでしょうがないと思い、インディアナポリスへと戻りました。

そんなこんなで時間はあっという間に過ぎ、所属チームも決まらないまま夏を迎えましたが、いまはアメリカにいるようならうちでプレーしていいよと声をかけていてくれたCleveland Ambassadorsに戻ってきてプレーしています。夏だけのチームですが、コーチがわたしのプレースタイルをよく理解してできるだけフィールド内での自由を与えてくれるので、ここで怪我の間に衰えてしまった部分をさらに強化していければと思います。

ここまで書くと、じゃあ夏が終わったらどうするの?と思われるかもしれませんが、そこらへんはまだ確定しているわけではないので、まだここでは書きません。一つだけ言えることは、日本へ帰ることはまずないということです(笑)。この冬も日本に帰ってきたほうが、代表スタッフにもプレーを視察してもらいやすくなるし、意地にならずに素直になって帰ってきたら?ということを何回も言われました。いまのわたしの実力で代表に選出してもらえるのかは別として、確かにパフォーマンスをみてもらえる場は格段に増えるでしょう。日本から数チームが声をかけてくれていたみたいですが、私の場合は、そのような環境に身を置き中途半端な実力でもある程度の評価をしてもらえるようなことになると、そこからの成長はなくなってしまいます。高校時代の私がまさにそうだと思います。大してうまくもないのに、ちょっと代表に入れたからといって天狗になる。結果、自分では努力を重ねたつもりで臨んだWCも個人としてのパフォーマンスは最悪、出場時間も微々たるものとなりました。同じ過ちを繰り返さないためにも、私自信が常にうえを目指していられるためにも、自分にとってチャレンジだと思える環境に身を置くこと。そしてその環境は海外にあると思うので、いまのタイミングでの帰国は望みません。

他の余計なことを一切考える必要なくサッカーと勉強に打ち込むことができた4年間が終わってから、いろいろと大変な時期が続いていましたが、そういう時間だからこそ改めて確認できたことがあります。それは、やっぱりサッカーは楽しいということ。最初たぶん純粋にボールを蹴るのが好きで始めたサッカーも、成長するにつれ責任やプレッシャーが増え、純粋に楽しいという気持ちだけでボールを蹴ることはできなくなり、また、日本にいた頃の私は型にはめられたように頭が硬い性格だったため、周りの期待に応えないといけない、うまくなるためにもっと練習をしなければいけない、そんな風に余計自分を追い詰めていました。そんななかでアメリカに渡り、こっちでの生活のなかでいい感じにネジが緩んだり、飛んでいったりしたことで(笑)、また素直に楽しい、楽しいからもっとボールを蹴りたい、もっと練習したいと思えるようになりました。ずっと膝が曲がらずボールを蹴られない、所属チームもないという状態がしばらく続いていた最近では尚更です。まだ先のことははっきりしていない、確かなことはサッカーはめちゃくちゃ楽しいだなんて、まあまず周りからは心配されていますが(笑)、個人的にはそんなに心配していないし、かといってなにもアクションを起こしていないわけでもありません。ただなんとなく生きていてもしょうがないですし、自分自身にとってはもちろん、周りからもおもしろい、いい生き方だと思ってもらえるよう、楽しみながらボールを蹴っていこうと思います。

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Pc:Andy D.

最後にClevelandのチームではその日のトレーニングの様子などが細かくSocial Mediaでアップされています。わたしもちょいちょい映っているので、興味がある方はリンクを貼っておくのでLikeしてみてください!
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Published on May. 19, 2017 by Serina Kashimoto #46