こんにちは。

チームと契約して約1ヶ月が過ぎましたが、周りと全く噛み合わず現在絶賛スランプ中です。(笑)

膝の怪我で半分以上の期間をチームと練習できない状態で過ごし、また現在は試合ばかりで練習で修正する時間がないと言い訳を重ねることはできますが、結局はそういう状況でも自分よさを活かし、且つ周りを活かせるほどの選手ではないということ。アメリカで確かに自分のプレースタイルを変えることに成功し、ある程度の結果はだしてきたという自負はありますが、それはチームが私を中心にやりやすいようにやらせてくれていたから。そうなるまで自分が努力してきたからということもありますが、結局は自分のやりたいようにできるのだからうまくできて当たり前だっただけのこと。

でもここでは違います。今のままでは技術はあっても結局はそれを活かしきれていない程度の選手。ただのチームに所属する選手のうちの1人。チームメイトFさんくらいのモブキャラっぷり。怪我の影響で満足にプレーできていないことも重なって少し前まではかなり本気で凹んでました。ほしいタイミングでボールがでてこない、やりたいこととは真逆なことを要求される。まだシーズンも始まっていないのに、何回もアメリカへ帰りたいと思いました。改めて文章にしてみると、ほんといきなりどん底ですね。(笑)

ですが、スランプは現在進行形ではありますが、一応気持ち的には切り替えることができてます。行き詰まったときにいつも読み返すサッカーノート。最近の楽しかった記憶ばかりですっかり忘れていたけど、Butlerに来たばかりの頃も思うプレーができない、やりたいポジションでやらせてもらえない、そんな時間を過ごしていました。涙(とたぶん大量の鼻水で)くしゃくしゃになったページに綴られた言葉たちは、”なんのことはない。また１つ上に行くための成長へのプロセスをもう一度繰り返しているだけなんだ。” そう思わせてくれました。

いつもうまくいっているかと思ったら途端にどかーんと谷に突き落とされるような私の人生ですが、きっと調子に乗りやすい性格を熟知している天国の祖父が私の成長のために壁を用意してくれているのだと思います。(笑) ゆくゆくはもっと成長してアメリカへ戻ってプレーしたい気持ちに変わりはありませんが、それでも今はドイツへ来て、いまこのタイミングで壁にぶつかれてよかったと思います。いまは何をどう改善するべきなのか、暗闇の中での手探り状態ですが、アメリカへいた頃はその暗闇を進み続けた先にカンファレンス優勝だったり、サッカーをもう一度楽しいと思える経験の数々がありました。だったら今回は一体なにがこの暗いトンネルの先に待ち受けているのか。トンネルなかでは不安なことも多いかもしれないけど、自分に自信を持って歩みだけは止めないようにしていきます。ドイツという新しい闘いの地で、新しいもう1段階上の自分らしさをみつけるために。

ポエムっぽくなってしまいましたが、結局は単純にサッカー上手くなりたいってことです。(笑) やるべきこと、やりたいことがたくさん。もっと練習したい。やらなきゃではなく、やりたいと思えている今はまだ大丈夫だと思います。今はまたつまらない選手になっちゃってますが、この壁を絶対に乗り越えて、こいつおもしろいなって思ってもらえるプレイヤーになります。