January 18 Sunday 2015

コンディショニングコーチ

こんにちは。学校が始まると同時にチームも始動し、あっという間に一週間が経過しました。三人いたアシスタントコーチが一人に減り、最上級生たちが引退してしまったため、寂しいスタートをきった私たちでしたが、今学期から新しくコンディショニングコーチがチームに加わることになりました。アメリカの大学にはどこもウエイトトレーニングルームがあり、専属のコーチが選手たちのために筋トレ(主にマシーンを使うもの)のメニューを組んでくれます。私が通うButler大学にもちゃんとコーチがいるのですが、彼一人ですべてのスポーツチームの世話をしなければならず、走りの指導まではできないため、今学期から監督が知人をコンディション二グコーチとして連れて来たのです。彼は若い頃から陸上の指導者として経験を積んできたらしく、これからは彼がフィジカルメニューを組んでくれます。スプリングシーズンが始まったばかりの今週は、これからのメニューを組んでいくために測定を中心にトレーニングが行われました。sprint enduranceを測定するために短いインターバルで数回ダッシュを繰り返すテストや、関節の可動域を調べるテストなどが行われ、メニュー組みへの準備が着々と進んできました。

私の大学はNCAAリーグというアメリカの大学サッカーではトップのリーグに所属し、このリーグではNCAAが決めた独自のルールで試合は行われます。独自のルールとはいってもサッカー自体のルールを変えるわけにはいかないので、ほとんど同じルールですが、交代だったり、試合の終わり方が少し違ったりします。例えば日本では試合終了は審判が時間をみて、きりのいいところで笛を吹いて前半や後半が終了しますが、アメリカの大学サッカーではスコアと残り時間が電光掲示板で表示され、残り時間がゼロになったところでブザーが鳴って終了となります。(選手の怪我などが原因で試合が中断したりする際は、審判の合図で掲示板の残り時間のカウントダウンが止められます。)交代に関してはほとんどルールがなく、一回交代させられた選手が体力を回復させてまた試合に戻ってくるなんてことも多々あります。そのためか、チームメイトの体力向上への意識があまり高くない傾向がありました。また、私自身杉本さんに指導していただくようになってから、より一層と走りの大切さについて考えるようになったこともあり、今回のコンディショニングコーチの就任は私にとってかなりエキサイティングなイベントでした。私は杉本さんに出会えたことで走りは大切、日頃から自分でもやっていかないとと思えるようになりましたが、今回のコーチ就任がチームメイトにとってのそういう出会いになれば、私たちはもっともっと強くなれると信じています。これからどんな化学変化がチームに起こっていくか、とても楽しみです!

Published on Jan. 18, 2015 by Serina Kashimoto #11