不器用だと、ここ最近よく言われる。自分の考えを言葉にすることは得意なほうだと思っていたけど、どうも感情を言葉にすることはあまり得意ではないよう。この投稿もどう書いたものかと、ここまでずるずるきてしまった。
自分にとっての仙台は温かいコタツのようなものだ。一度入ってしまえばそこはとても心地よく、もう少し、もう少しと、きっかけがなければいつまでも居座ってしまう。だから、離れるという決断をこのタイミングですることは自分にとっても予想外だったし、本当に最後の最後の瞬間までできなかった。退団を決めてから、その居心地のよさはますます増すばかりで、仙台に来れたこと、このチームでプレーできたことがいかに幸せなことだったか思い知らされる。
振り返ってみて1日1日が大変で、そのどれもが簡単なものはなかったけど、それだけたくさんのことも学ばせてもらった。仲間に恵まれ、ピッチ外でもたくさんの人に可愛がってもらい、本当に温かい日々だった。頑固で生意気なガキんちょがここまでやってこれたのは周りに恵まれたこそで、本当に感謝しかない。
次を決めたことに関して、答えはこの人生のもっとずっと先でしかわからないし、そこにたどり着くまでに少しでも正解に近づけるように努力しなければならないのだけど、それでも一番納得できる選択をしたと思ってる。もちろん大好きな仲間とここで頑張る日々はそれで幸せなものだと断言できるけど、自分の力が足りない。同じ手札でももっといいカードの切り方をできる人はいるし、まだまだ子どもだなと心底思う。だからこそ、成長を求めるための新しい道。一緒に成長していくビジョンが描けた先。ありがたいことに心強い仲間も一緒だし、大好きなチームを離れると決めたからには、必死こいてやっていこうと思う。
最後に、ここ仙台でのサッカー、サッカー以外の生活すべての少しでも関わってくださったみなさん、本当にありがとうございました。リリースのコメントはやっぱりチームとしての言葉だし、その分ここで気持ちを吐き切りたくて書いてみたけど、やっぱ言葉じゃ説明できないし伝えられないなと改めて思いました。今までもそうだったように、自分はピッチ上で伝えていければなと思います。だから、またお会いしましょう。仙台大好きです。