May 01 Friday 2020

アメリカでの経験をどう活かす?

アメリカの大学スポーツのマーケティング力に惹かれ、マーケティングは専攻外ではあったけど、スポーツマーケティングの授業をとり、インターンシップも大学のスポーツマーケティング部にお世話になった。きちんと基礎から徹底的にやってきたわけではないので、任せてもらえたものはリサーチや雑用などが主だったが、普段選手としてみる表の世界ではなく、支える側としての裏の世界でのあれこれを間近でみれたことはとても貴重な経験だった。

basktball internship

basketball promotion

大学スポーツに限った話ではなく、やはりアメリカではスポーツをビジネスとして捉える考えが強い。アメフトやバスケの試合中継時にコマーシャルを挟むためのメディアタイムアウトが設けられたり、ビジネスのためにルールを変えられることもあるくらいで、そういった融通が効くスポーツがアメリカでは伸びてきた。NYヤンキース vs. NYメッツの試合観戦にいったときも、攻守交代や打者の入れ替わりの度に盛り上げる演出の多さなど、知れば知るほど、アメリカトップスポーツの規模の大きさや、ビジネスにおけるサッカーの競技性の難しさを痛感した。

そんななかでもやれることはあるはずと考えていたときに出会った高橋孝輔さんのいう、”スポーツデザイン”という考え方。([NCAAではなく大学がすごい]アメリカの大学スポーツは超高度なスポーツデザインの集合体だった)なるほど、これならアメリカでみてきたことも活かせていけるのかもしれないと感じた。仙台でお世話になっていた社会学の先生とよく日本の女子サッカーについてのディスカッションをしていた。先生が言っていたことで一番印象に残っていることは、”女子サッカーは例えば甲子園などの人気のあるアマチュアスポーツから学べるものがる”というもの。そのときはなにか見えたような気がしておもしろいと感じた程度だったけど、高橋さんのnoteを読んで少しだけ繋がった気がする。

まだきちんと人に読んでもらえるほどきちんと言語化できるものではないのかもしれないが、まずは疎くても言葉にしてみるということが大切だと思っている。また今回の高橋さんの記事との出会いのように、他の人の考えに触れることで研鑽できる機会を得ることができれば幸甚である。

Published on May. 01, 2020 by Serina Kashimoto #82